2018年01月14日

和菓子で味わう「勧進帳」


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先日、幸四郎夫人の園子さんがインスタグラムで紹介してくださっていた「わがしばなし」(特設サイトはこちら)。

幸四郎さんがイメージキャラクターをつとめていらっしゃるAGF「煎」が日本の伝統文化の革新者とコラボレーションして 和菓子の可能性を拡げる様々な挑戦を行うという「WAGASHI-INNOVATION」の第一弾だそうです。

テーマは「勧進帳」。
全国の和菓子店から「勧進帳」を表現する創作和菓子を募り、グランプリ、準グランプリ、優秀賞が選出されたということで、グランプリの榮太樓總本鋪 青木誠治さんの作品を見て「あら~、ステキねぇ」と思ったものの
こちら ↓

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今月はもう歌舞伎座行かないしなぁと、その後をよく読まずスルーしていたところ、昨日、大阪の喜久寿さんでこの「わがしばなし」が買えることをお友だちに教えていただきました。
サイトをもう一度よく見てみたら、喜久寿さんは優秀賞に入っていて、「受賞作はそれぞれの製作者の所属する和菓子店にて販売」と書いてあるではありませんか。

喜久寿さんといえば住吉大社のすぐ近くにあるどら焼きが有名な和菓子屋さんで、わが家でもよくお世話になっているお店。
しかも、今日はたまたま住吉さんに行く用事があったので帰りに早速買ってきました。


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お店にはこんなコーナーができていて、優秀賞の盾も飾られていました。
お店の方に「どこかでご覧になったのですか?」と聞かれましたのて、園子さんのインスタのことや友人に教えてもらったこと、歌舞伎座で初日に「勧進帳」観たことを長々と語り(笑)、「喜久寿さんで買えるなんて~」と言うと、1月9日の発表まで、どこにも言ってはいけないことになっていてずっと極秘だったとおっしゃっていました。



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熨斗紙には幸四郎さんのサイン入り。


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左から 勧進帳・烏帽子・安宅の関・山伏衣 です。
「勧進帳」について書かれたリーフレットが同梱されていて、それぞれのお菓子と関連ありそうなイラストと一緒に写してみました。

「安宅の関」と「烏帽子」はすでに私のおなかの中。
和菓子2個も一気に食べるなんてこのところないことでしたが、甘さひかえめでおいしくいただきました。

各店の職人さんが「勧進帳」のイメージをふくらませて工夫を凝らし、丹精込めてつくられた和菓子。一つひとつの和菓子にこめられたストーリーを読むのも楽しいし、ほかの受賞作も食べてみたくなります。



とはいえ甘いもの摂り過ぎは心配 のごくらく地獄度 (total 1861 vs 1863 )


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2018年01月13日

一汁六菜ランチ@ROBERT


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昔の猥雑なイメージはすっかりなくなった天王寺公園。
そのエントランスエリア「てんしば」にはこじゃれたカフェやレストランが並んでいて、ハルカスの人混みが苦手な私はランチにお茶に、よくお世話になっています。

そんなお店のひとつ

ROBERT
大阪市天王寺区茶臼山町5-55
tel: 06-6775-0789


ディナータイムは「肉炉端」のお店で近づいたこともないのですが、こちらのランチ 一汁六菜バランス定食はとても人気で時には平日でも行列ができるくらいです。
10種類以上ある中からメインを選べる定食。


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この日は「若鶏の竜田揚げ おろし塩ポン酢定食」をチョイス(一汁が写っていないけれども)。
ごはんはすべて五穀米なのですが、しらすトッピングでいただきました。



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ランチにはもれなく健康茶バーがついていて、19種類の中から好きなお茶を何度でもいただくことができるのもうれしいサービス。
黒豆ジンジャーティとかとうもろこしビワ茶とか試してみましたが、オーソドックスな知覧煎茶がイチバンだったり。



おいしくてごはんもおかずも食べ過ぎるのが玉にキズ のごくらく地獄度 (total 1860 vs 1862 )


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2018年01月11日

白の栄華 赤い破滅 「アテネのタイモン」


timon.jpg開演前。
舞台上で白い衣装をつけて三々五々、アップしたり発声練習をする役者さんたち。
その数がどんどん増えて、やがて吉田鋼太郎さんが登場すると客席から拍手。
最後に藤原竜也くんが加わって、また盛大な拍手で迎えられたところで、鋼太郎さんの「さあ、やろうか」という掛け声で役者さんが全員横一列に並んで舞台前方へ進み出て笑顔でご挨拶。

残り5作となったシェイクスピア・シリーズ。
蜷川さんのスピリットを受け継ぎながら、「鋼太郎さんの」シリーズが始まるのね、と思いました。


彩の国シェイクスピア・シリーズ第33弾  アテネのタイモン」
原作: ウィリアム・シェイクスピア  翻訳: 松岡和子
演出: 吉田鋼太郎   
美術: 秋山光洋  照明: 原田保  衣裳: 小峰リリー
出演: 吉田鋼太郎  藤原竜也  柿澤勇人  横田栄司  
大石継太  間宮啓行  谷田歩  河内大和 ほか

2018年1月6日(土) 1:00pm 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール 1階C列センター  (上演時間: 2時間40分/休憩 20分)



物語の舞台は衰退期にあるアテネ。
富豪の貴族タイモン(吉田鋼太郎)は、皮肉屋の哲学者アペマンタス(藤原竜也)や誠実な執事フレヴィアス(横田栄司)の忠告に聞く耳を持たず、取り巻きの貴族や芸術家たち誰かれ構わず気前よく金品を与えていました。しかし、実は家計は逼迫しており、それまでちやほやしていた者たちは誰も助けてくれず破産。怒りに燃え、人々を怨みながら屋敷に火を放って森に住まうようになります。そこへフレヴィアスはじめ様々な人たちが訪ねて来ますが、誰にも心を開くことなく、世界を呪う墓碑銘を遺して死んでいきます。


多くの友人(と思っていた人々)に囲まれてパーティにうつつを抜かしていたタイモンが窮地に陥るや彼らから裏切られ、憤怒のうちにアテネを去るまでの一幕と、枯葉に覆われた鬱蒼とした森の中の洞窟で木の根をかじって暮らすタイモンのもとを様々な人たちが訪れる二幕とで舞台装置も物語の印象もガラリと変わります。

白い衣装、白いテーブルクロス、屋敷前の白い大階段。
大量に撒かれる赤い証文。
「最後の晩餐」を思わせる横一列のテーブルを照らす赤い照明。
火を放ち、焼けて崩れ堕ちる屋敷から立ち上る煙。
まるで色をなくした枯葉ばかりの暗い森。

栄華の極みのような暮らしから一転して破滅に至る過程の色彩の対比も鮮やかでした。


続きがあります
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2018年01月10日

六支で終了?!


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本日は十日戎。
商売している訳じゃないから商売繁盛を祈願しなくてもいいんじゃない?という感じですが、
毎年お参りしているので行かないのは何だか落ち着かない、ということで、今宮戎神社に参拝してまいりました。

えべっさんって、お正月とお祭りが一緒にやってきた!みたいな雰囲気で、毎年のことながらテンションあがります。
今年はタイミングよく御神楽も拝見することができました。


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私が毎年えべっさんに伺う目的のひとつに、「大丸謹製の干支の吉兆」があります。
今年もお参りをすませ、本殿の裏手の定位置に行ってみると、いつもとは違う売場が・・・。
「あれ?売場変わったのかな」と思ってあたりを見回してみたものの、それらしい売場はなし。
仕方なく元あった場所の売場の人に「ここで毎年 大丸さんの吉兆を売っていたと思うんですけど・・」と伺ってみたら、「今年はありません」というお返事
あんまり驚いて、「え!ないのっ?!」ってタメ口出ちゃったわよ。

昨年、ブログに「六支そろい踏み」と、これまで集めた 辰 巳 午 未 申 酉 の吉兆をご紹介したのが最後になるなんて。もしかしたら来年復活ということも考えられなくもないですが、私の経験上、これは終了するパターンかな、と。
「十二支揃うまであと6年、このブログを続けているかどうかもわからないし、まして私が元気で毎年買いに行けるとも限りませんので」と書いていましたが、まさか向うの方からなくなるなんて思ってもみないことでありました。



何だか年のはじめの楽しみがひとつ減っちゃった感じ の地獄度 (total 1858 vs 1860 )

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2018年01月09日

堕ちていく月 「髑髏城の七人」 Season 月  上弦の月


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昨年3月に開幕した「髑髏城の七人」。
季節とともに花鳥風と巡り、ラストを飾る月は上弦・下弦の2チーム。
(ま、その後に「極」がオーラスというトラップが待っていた訳だけれども)


dokkurojotsuki.jpgONWARD presents
劇団☆新感線 「髑髏城の七人」 Season 月 上弦の月
Produced by TBS
作: 中島かずき
演出: いのうえひでのり
出演: 福士蒼汰  早乙女太一  三浦翔平  須賀健太  平間壮一  粟根まこと  山本カナコ  村木仁  
市川しんぺー  高田聖子  渡辺いっけい ほか

2017年12月3日(日) 12:30pm IHIステージアラウンド東京 20列センター
(上演時間: 3時間55分/休憩 20分)



今回の髑髏城シリーズは、花鳥風月とそれぞれ描き方や役のキャラクターに変化を持たせていますが、それがオリジナル作品でいえば「あて書き」の部分になっていて、その意味で一番成功したのは Season 鳥 の阿部サダヲ捨之介だと思っています。その背景含めて、これまでにない捨之介像がサダヲちゃんの持ち味にピタリとハマッていました。

その Season 鳥 で、森山未來天魔王とこれ以上ないというシンクロぶりを見せてくれた蘭兵衛の早乙女太一くん。
まるで蘭兵衛が乗り移っているかのように感じられた太一くんが演じる天魔王が、私にとって Season 月の一番の楽しみであり、一抹の不安でもありました。

果たしてその太一天魔王。
「天の形は見る人によって様々だ」という捨之介の台詞がありましたが(霧丸に言った言葉だったかな)、追い続けた天が歪んで堕ちてくるような、切なくなるくらい哀しい天魔王でした。


続きがあります
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2018年01月07日

高麗屋を背負って立つ覚悟 「壽 初春大歌舞伎  夜の部」



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壽 初春大歌舞伎 初日 歌舞伎座のロビーは昼の部から祝祭ムードにあふれて華やかでしたが、口上のある夜の部はより一層華やかさが増したようでした。


舞伎座百三十年
松本幸四郎改め 二代目 松本白鸚
市川染五郎改め 十代目 松本幸四郎
松本金太郎改め 八代目 市川染五郎  襲名披露
壽 初春大歌舞伎  夜の部


2018年1月2日(火) 4:30pm 歌舞伎座 1階7列上手



一、双蝶々曲輪日記  角力場
出演: 中村芝翫  中村七之助  澤村宗之助  松本錦吾  片岡愛之助 ほか
(上演時間: 52分)


芝翫さんの濡髪長五郎が角力場の入口に立った時、まだ顔も見えないのですが、戸口いっぱいに立った姿がすでにとんでもなく大きく立派で感心。
威厳のある佇まいの中、ゆったりした動きでいかにも人物の大きな横綱の風格。

それに対して、放駒長吉は少し軽い(リアルな意味で重量的に)印象。
まぁ、駆け出しの素朴な青年関取なのでこういう感じでいいのかもしれませんが。
愛之助さんは山崎屋与五郎と二役。昼の部の感想にも書きましたが、猿之助さんの代役で忙しそうです。
与五郎はいかにも上方歌舞伎のつっころばしの若旦那がじゃらじゃらしていてモテ男の色気もあって、愛之助さん余裕たっぷりに演じていらっしゃいました。

そんな与五郎の思い人 芸妓の吾妻は七之助さん。
舞台に出てくるだけで花が咲いたようです。



続きがあります
posted by スキップ at 22:57| Comment(2) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする